鎌倉日仏協会 フランス文化サロン
                 
                 「サロン・ド・フランス」

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サロン・デ・フランス」とも呼ばれ、様々な分野のスピーカーをお招きして、お話を聴く会です。
お話の後、スピーカーを交え歓談します。鎌倉日仏協会の会員でない方も自由に参加できます。又、時にはフランスの映画の鑑賞も行います。

通常、毎月第二火曜日午後2時からダイヤモンド鎌倉別邸ソサエティー(鎌倉市由比ガ浜3−12−25)Tel:0467-25-6680で催されます。月によって開催されない月がありますので、鎌倉日仏協会の会員で無い方は、下記にご確認ください。
参加御希望の方は、山崎宗城氏0467−44−5876、もしくは
桑田純代さん0467−22−5757にお問合せください。

次回:2017年10月18日(水)14:00〜16:00
場所:ダイヤモンド鎌倉別邸ソサエティ
映画:フランス映画 「シシリアン」 (ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、
     リノ・ベンチュラ)
    又は、「恋人」(今年亡くなったジャンヌ・モローの若い時
    のフィルム)を予定

2016年12月13日(火)14:00〜16:00
場所: ダイヤモンド鎌倉別邸ソサエティ
講師:大野斉子 (宇都宮大学国際学部)
テーマ: 「シャネルNo.5の調香師ーロシアの香水の再発見」
     シャネルNo.5の調香師、ポーの足跡をたどり、帝政ロシアの
     香水産業を紹介しました。。


2016年4月12日(火)午後2時〜ダイヤモンド鎌倉別邸ソサエティ
映画:小津安次郎の「晩春」を鑑賞しました。

2015年10月13日(火)14:00〜、ダイアモンド鎌倉別邸ソサティーで開催されました。。
フランス映画「女だけの都La Kermmesse heroique」1935年製作を鑑賞しました
内容:突然町にやって来たスペイン軍が女達の機転で平和裏に夜を過ごして去る
17世紀初頭の80年戦争時代の南フランドルの小都市を舞台にした艶笑的風刺物語で今や古典となった名画です。

2014年9月30日(火)開催されました。
演題:「万葉集・歌の世界」
講師:猪俣ときわ氏(首都大学東京人文科学研究科教授)
当日の講演内容は、本ホームページのトップページに載せておりますのでご覧ください。

2014年2月11日(火)に映画鑑賞を行いました。フランス映画「恐怖の報酬」1953年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品
出演者:イブ・モンタン、シャルル・ヴァネル、ペーター・ヴァン・アイク、等

仕事と金に飢えた流れ者が集まる、とある中米の街、そこから5500キロ離れた油田で大火災が発生、大量のニトログリセンが消化に使われ事にーーー。街から油田迄の運搬作業に命の保証は無い。だが、2000ドルの報酬を得るために、4人の男が過酷な任務に挑む。


2012年3月

「北鎌倉の梅をたずねて」、と「3月の茶会」を行いました。
       梅や春の花の咲く東慶寺と円覚を訪れた後、茶道の得居百合子師範宅
       (会員)でお茶会を楽しみました。

2月12日(火)午後2時〜4時に開催されました。
講演者は、神田栄子さん。先日のフランス語スピーチコンテストの優勝者。
演題は、「フランススピーチコンテストと鎌倉外人ガイド」です。


2012年11月13日(火)14時〜16時

「フランス人女性と日本人女性の比較」
講師;長谷川イザベルさん
会場:ダイヤモンドソサエティー鎌倉別邸

フランスのポワティエ大学に留学されていた長谷川さんと1970年に結婚したイザベルさんは1973年に来日しました。来日後、彼女は東京のアリアンス・フランセーズやいくつかの大学でフランス語の教授となり、その後女性史を主題に研究され教授としてこれまで働いてきました。
サロンではご自身の家族の歴史を写真と話で紹介しながら、第一次大戦前の彼女の祖父・祖母の時代から、第二次大戦をはさむ彼女の母親の時代、そして自分の子供時代・結婚・来日後の日本の生活、そして彼女の子供や姪の現代の若いジェネレイションの結婚観を日本語で話されました。
そのストーリーは、同時にフランスの女性の権利の獲得の歴史でもあり、フランスの社会の変貌とフランス人の考え方の変化の歴史でもあり、聴講者の私たちにも自分たちの社会と家族の歴史を重ね合わせながら聴く、興味深いものでした。
               


2012年9月11日(水)午後2時〜4時に開催されました。内容は、活弁士 麻生氏による”チャップリンの冒険ー月世界旅行を無声映画を活弁で楽しみました。

2012年2月14日(火) 14:00 久保みゆき先生の講演が下記ありました。

講師:久保みゆき先生 
    (鎌倉日仏協会会員、中世フランス文化研究家、フランス語講師) 
演題:「アリストテレスの普遍性ー16世紀ヨーロッパのアカデミー運動と
    日本のキリスト教教育」

講演する久保みゆき先生。
この日のサロンには、40人程の方が参加しました。
講演する久保みゆき先生、尚 当日のサロンには、約40人の方が参加されました。




サロン・ド・フランス3月例会
2012年3月11日 ダイヤモンド ソサエティ 鎌倉別邸

「チーズのお話と味わう会」

2年ぶりでチーズセミナーを行いました。前回同様、講師は東京港区愛宕山にあるチーズの輸入卸専門店「フェルミエ」の営業部にお願いしました。今回は野村弘美さんが担当されました。「フェルミエ」の代表の本間るみ子さんはフェルミエの名称からも連想されるような、こだわりのチーズの供給者としてレストランや専門店への卸と通販を通して消費者への直接販売でも知られております。ちなみに「フェルミエ」を名乗るチーズについての規定は「農業生産者がその農場で、その飼育する家畜から搾ったミルクのみを使い、伝統的方法で作ったチーズ」となっております。セミナーでは先ず、チーズに関する基礎知識を映像と解説で知り、その後、選ばれた5種類のチーズを試食しました。その5種類とは、白カビチーズ、青かびチーズ、ヤギのチーズ、ハードタイプチーズ,ウオッシュタイプチーズです。基礎知識の中で、日本でも平安時代の昔から乳酸飲料が年貢として使われていた話がありました。記録として文武4年10月(西暦700年代11月)“献酥”の文字が見いだされ、中国の蘇の時代に日本にその文化が伝えられたというもので、当時この乳酸飲料は「酥」及び「酪」と呼ばれさらに熟成されたものは「醍醐」と呼ばれており、特に美味の醍醐の味を「だいごみ」と言ったということです。

生産工程は、一般的に説明すると、

@     搾乳(milking):牛、山羊、羊等のミルクを搾る工程です。それぞれの動物の種類、年齢、環境、牧草・飼料、搾乳の時期と時間等により様々な変化があります。

A     凝固(Coagulation: ミルクから水分(ホエイWhey)を除いてカード(Curds)作る工程で、伝統的には、調整した子牛の第4胃の内膜を使い牛乳中のカゼインを凝固させます。場合によっては乳酸をスターターとして使うこともあります。

B     カードのカッティングと処理(Cutting and Treating the Curds: カードをさらにカットすることによりホエイを除くため、この程度はチーズにより異なります。またスコールディング(Scalding)により、より生地をコンパクトにしたり、また香付けも行います。

C     型入れとプレッシング(Mouldin and Pressing: 穴のあいた型にカードを入れてさらにプレスをしたり、プレスをせずにホエイが自然に抜けるまましばらく放置する場合もあります。さらに型から抜いてチーズクロスに手で形を整えながら巻いていく場合もあります。

D     フィニッシング(Finishing: さまざまな工程として、ワックスかけ、バンデッジ、塩水で洗う、カビ菌をスプレイ、ハーブや木炭炭でコーティング、布やプラスティックで覆う。

E     熟成(Ripening : フレッシュチーズを除くチーズの熟成期間と方法は様々です。熟成期間中は、温度と湿度管理、チーズが均等に熟成するようたびたび動かすことで、チーズ独特のテイスト、veining 菌の脈形成、成型が整います。

今回試食したチーズ

●カマンベール ノルマンディー“レオ”

 無殺菌乳を使った力強いノルマンディーレオ社製の白カビチーズ。食べごろでした。

●ブルードーヴェルニュ クリュ

 オーベルーニュのラカイユ社製、無殺菌乳製ブルーチーズ。伝統的な製法で2か月間じっくりと熟成されたまろやかなブルーチーズ。

●セル シュール シェール

 ロワール河流域は山羊農家が多く、AOCを持つ由緒正しいシェーヴルが多く生産されています。若いうちは酸味が強めですが、熟成とともに和らぎ、表面にまぶした木炭粉が乾いて薄いグレーになってきたころが食べごろです。ほのかな甘みが感じられました。

●カンタル アントルドウ

 オーベルーニュ地方カンタルの産地で2000年前から造られてきたハードタイプの大型チーズ。口に含むと素朴でねっとりした食感とナッツ香も感じられます。Duroux社は

かっての貨物輸送に使われたトンネル内で熟成を行っています。

●清水牧場 森のチーズ

 長野県、北アルプスを望む標高14001800mに広がる丘陵でブラウンスイス牛とフライスランド羊を飼い、チーズを造っている清水則平さんの本格的な、力強いウォッシュタイプのチーズ。

14名のセミナー参加者の適量のチーズブロックをビゴ製バゲット、クルミパンにフランス製の白・赤ワインでたっぷりと試食しました。 

(報告:山崎宗城 会員)



試食したチーズのいくつか





「日本の神話とマークエステル氏による絵画作品」

講師:マークエステル・スキャルシャフィキ氏

講師のマークエステル氏は本名マーク・アントワーヌ・スキャルシャフィキ。スキャルシャフィキ家の紀元は祖先がドイツからイタリアのジェノバに移り住んだ12世紀にさかのぼる。同世紀半ばにローマ法皇から貴族に列せられた。ジェノバを治める7家族の一つで、沢山の船を持ち、トルコ海戦にも貢献し、又一時はコルシカも治めていたとのこと。マークエステル氏は1943年2月26日パリに生まれる。1945年、両親が「バナヌレイホテル」を開業した南フランスのエズ・ボール・デュ・メールに家族と移り住み、1951年に「ル・カップエステルホテル」を開業してからは一家で同ホテル内に住む。ホテルはニースとモンテカルロの中間、紺碧の地中海に面したコート・ダジュールの海に突き出た岬の断崖に建つ。

このホテルに滞在する客は世界中の著名人が多く、家族的なホテル内で自然に客達と親しく交わる雰囲気の中で育った。グレタ・ガルボ、ジーナ・ロロブリジッダ、アラン・ドロン、アンソニー・クイン、チャリー・チャップリン、ルドルフ・ヌレエフ、ローレンス・オリビエ卿、故モナコのグレース王妃、米大統領のケネディ家の人々、フランス大統領ポンピドー一家、デビッド・ロックフェラー 又、近所に住んでいたマーク・シャガール氏からもアドバイスを受けていた。1960年代にパリ・ボザール美術学校で建築学、パリ・カモンド美術館で装飾美術、パリ大学経済学部で経済学士号を取得、国立東洋語学校で中国語とロシヤ語の学士号取得、1968年ラオス・フランス大使館勤務。1969年パリに戻り、モーリス・シューマン外務大臣の秘書となる。

1970年大阪万博を訪れた折り、京都清水寺で和紙に描かれた水墨画と其の「にじみ」に感動し芸術家の道に転向。氏によれば、子供時代からギリシャ・オリエントの神話に関心があり、日本の古事記に書かれている神話に惹かれ、又日本の数々の神社を訪ね神話の世界に入り込み、それを調べながら、ご自身の絵のテーマとして来ました。

1996年「お伊勢さん2000年」を記念しての日本神話をテーマとした展覧会にブロンズ像「天照大御神」を出展。展覧会後、伊勢神宮より依頼を受けブロンズ作品を奉納。

以来日本の神話をテーマとした作品の全国の神社への奉納は61回となる。今回、鎌倉日仏協会のサロンに先立ち、同日午前中鎌倉八幡宮を訪ね、次の奉納の手順を話し合いました。来年は古事記1300年の年にあたり、日本国内で現在様々な計画が進行しているそうです。日本人が忘れかけている日本の神話を研究し、それを作品として制作していマークエステル氏の話しを聴き、其の作品を立派な画集で見せていただきました。最後に美しいカタログにそれぞれの絵とサインをしていただき満足でした。鎌倉八幡宮への奉納の際、再会の機会があることを期待して、サロンを終了しました。(報告:山崎宗城会員


マークエステル氏


天照大御神は愛に溢れた光線を放つ


娘と婿に与える須佐乃男の祝福



8月9日の映画鑑賞「青い麦」の説明が山崎副会長から下記寄せられました。
原題:LE BLE EN HERBE

サロン・ド・フランス 8月例会

1953年フランス映画「青い麦」 LE BLE EN HERBE

監督:クロード・オータン=ララ

原作:シドニーガブリエル コレット(1873−1954)

脚本:ジャン・オーランシュ/ピエール・ボスト/クロード・オータン=ララ

撮影:ロベール・ルフェーヴル

音楽:ルネ・クロエレック

俳優:エドヴィージュ・フイエール、ニコール・ベルジェ、ピエール・ミシェル・ベック、 ジョジアンヌ・ルコント

避暑地ものの思春期映画の代表作。舞台となったブルターニュ地方は独特のひなびた雰囲気が魅力の避暑地である。気品ある熟女役のエドヴィージュ・フィエールは、ジャン・コクトー監督の「双頭の鷲」(1947年作品)でも、王紀役を演じている俳優である。

コレットの小説の基づくストーリーは、ブルータニュの海岸に毎年家族と共に避暑にやってくる16歳の少年フィルと清純な少女ヴァンカの間で、芽生え始めたほのかな異性愛に始まる。ある日、フィルは、この海岸で知り合った美しい中年女性の別荘を訪れ、初めての時間を過ごすが、ヴァンカは彼の突然の変化を感じ取り、2人はもはや無心な遊び友達ではいられなくなる ・・・・・・コレットの文学を貫く感性を指して散文詩的小説とも評論される。著者コレットは、フランス ブルゴーニュ地方のサン・ソーヴェールの町に生まれ、20歳の時、望まれて14歳も年上の小説家と結婚、パリに移り、夫名で自伝的連作「クロディーヌ物語」を発表し好評を得る。1904年初めて自分の名で「動物の対話」を出版。その後離婚し、パリのミュージック・ホールのフットライトの中に6年間身を置きながら執筆活動を続ける。1912年日刊新聞「ル・マタン」の編集長と再婚。一女ベル・ガズーをもうけ、第一次大戦には記者として従軍。戦後本格的な作家活動を開始、「シェリ」(‘20年)、「青い麦」(’23年)、等で文壇の評価と人気を獲得した。

1954年8月3日、81歳の高齢で他界するや、フランス政府は、ジョルジュ・サンド以来といわれるこの希代の女流作家に対して、国葬の礼をもって敬意を表した。



事前の申し込みはいりませんので、お気軽にお出かけください。

平成23年3月8日(火)ダイヤモンド鎌倉別邸ソサエティ-で、島田佳幸氏(会員)を講師にお迎えして”お洒落”について講演をして頂きました。



鎌倉の長谷にお店を持つ婦人服デザイナーの島田さんは、主に布地から洋服のデザインのアイデアやインスピレイションを得て、オリジナルなデザインの婦人服を作っています。当日はパソコンにあらかじめ用意した影像と短い説明を投影しながら、アクセサリーのスペイン・カスタニエール社のサンダル“エスパドリール”や、香川まり子さんデザインの様々な帽子、ご自身のデザインの婦人服のサンプルを持参して、サロンの出席者に試着してもらいながらフリーなトークでセミナーをすすめました。又男性のファッションにもいくつかのアドバイスを用意して、持参した何種類かのハンチングのかぶり方、ネクタイの結び方による雰囲気の違い、ネクタイピンの使い方、ポケットチーフの綿、シルク製の違いと使い方、ショールとマフラーの様々な違いと其の使い方等をアドバイスされました。

いろいろと冒険心を持って、お洒落を楽しむことが、自分発見にもなることを自覚しました。今回はサロンとしては初めての感性に訴えるセミナーでした。(リポーター 山崎)

2011年4月12日開催

ブルターニュのパンとお菓子

ケルト系ブルトン人の住むフランス北西部の大西洋に大きく突き出した半島はブルターニュ地域圏で、人口は約300万人、行政区画としては4つの県に分かれ、其の首都はレンヌです。ブルターニュの緯度は、およそ北緯48度で樺太中部とほぼ同じであるが、北大西洋海流による西岸海洋性気候の恩恵を受け、其の高緯度の割りには温暖である。但し年間を通して西風が強く日照時間がさほど長くないことや、土地がやせていることも加わって、小麦とワインが中心の他の地域と異なった食文化が定着した。

代表的な食材としてのそば粉を使ったガレットや、リンゴを発酵させたシードルがある。又独特の風味を持つ塩バターやキャラメル、大西洋の恵みの象徴であるオマールエビ・ロブスターやカキを使った料理も知られています。今回のサロンは、このブルターニュ地方プルイネック市のパンメーカーと業務提携をしている東京ポンパドウルのブランジュリーの吉田賢治、、伊藤まどかさん、広報部の金子あきこさん、事業部の麻生さんにより、フランスパンの話しと試食会を企画していただきました。フランスパンとは、小麦粉・塩・イースト・水のみで作られたパンの総称で、これらはパン・トラディショネルと呼ばれ、パンの外皮部はパリパリしており、中はさっくりとした食感の硬さが特徴です。

日本では「もちもちした食感」のパンが好まれる為、グルテンの強い小麦粉を使用し、粘り気を利かせた製法を用いて弾力の強いフランスパンが多いようです。ブルターニュの話し、日本のフランスパンの歴史、天然酵母と純粋培養酵母の違い、フランスのパンと日本のパンの違い、パンの食べ方の違いをお聴きしながら、新しい商品のそば粉使用のバケットと、現在販売されているトラディショナルと東京ポンパドールバケットを試食しました。何れもゲランドの塩、無塩バター、オリーブオイル、オリジナル「わさびのディップ」と共に試食しました。其の他ブリオッシナンテール、クイネットも試食しました。ワインを飲みながらの楽しい食文化サロンでした。