平成28年(2016年)2月7日(日)
座禅会:午前10時に円覚寺入口に集合した参加者は在日フランス人会(AFJ)13名と鎌倉日仏協会から2名の合計15名でした。 座禅道場は「居士林」で、座禅の指導は黄梅林副住職の内田一道師です。 玄関の間で荷物を預け、臨済宗の座禅の方式で広い道場の正面に副住職が座し我々研修者は相対する形で窓側と山側に座しました。 先ず研修者に座禅に対する、各自のイメージの問いがあり、座禅の姿勢の指導の後10分間の座禅に入り、途中10分間の休憩の後、さらに警策を加えた10分間の座禅を行いました。最後に座禅についての質問を研修者から受けて1時間の座禅を終わりました。参加者からは大変良かったと感想をいただきました。 昼食会:鎌倉佐助の笹野邸「佐助サロン」の昼食会は予定より2名の追加があり、お弁当の数で少々慌てましたが、「日影茶屋」の花籠弁当もおいしく、ワインも充分に用意されましたので楽しくいただきました。 コンサート:① 「山桜の歌」福原道子(笛) 楽器:篠笛と能管の説明:福原道子 ② 「竹の唄」 福原道子(笛) ③ 「扇の的」の解説:坂 麗水 ④ 「扇の的」 坂 麗水(薩摩琵琶と語り) ⑤ 「遠干潟」「鎌倉(小学唱歌)」解説:坂 麗水 ⑥ 「遠干潟・鎌倉」坂 麗水(琵琶)、福原道子(笛) ⑦ 「花の寺」の解説:福原道子 ⑧ 「花の寺」福原道子(笛)、坂 麗水(琵琶) 各演奏曲目についてはフランス語による短い通訳が山崎(鎌倉日仏)とマリオン(AFJ)により、行われました。 コンサート後は、笹野邸の日本家屋に移動して、鎌倉市保存指定の部屋を見せていただき、希望者はお茶をいただき、午後の日差しの庭で全員で写真を撮りお開きとなりました。鎌倉らしい日本文化の会でした。 1995年(平成7年)11月5日に鎌倉日仏協会の設立委員会が「欧林洞」で開催されて以来20年、2015年(平成27年)11月6日(金)午後6時より一般社団法人 鎌倉日仏協会の創立20周年を祝う記念パーティーが、鎌倉材木座のレストラン
「アマンダン・ブルー鎌倉」で開催されました。 日仏国旗で飾られた会場の正面ガラス窓からは沈みゆく太陽が海を金色に染め、美しいライトブルーの海が穏やかに広がっていました。 出席者は65名、ほとんどの方がレストランの送迎バスで到着された午後5時半からウエルカムドリンクが供されました。会場入り口と会場正面の生花は中西道子さんと足立玲子さんの作品、会場左手の一角は得居百合子さん指導によるお茶席が設けられました。 パーティーの開会は午後6時に、山崎宗城副会長の司会でプログラムに沿って(1)佐野昭三会長の挨拶から始まり(2)日本酒樽鏡開きが、ハッピ姿の佐野会長とAFJ(在日フランス人会)会長のベルナール・スロックさんにより、坂麗水さんの薩摩琵琶の撥 の音に合わせて行われました。(3)坂麗水さんの「扇の的」の語りと琵琶が続き(4)乾杯へと続きました。ちょうど鎌倉市長 松尾崇さんも会場に到着され、来賓代表のベルナール・スロックさんの挨拶と共に、松尾市長の挨拶も加わり、一斉にシャンパンで乾杯となりました。 今回の創立20周年のパーティーには創立当時の会員もお呼びしました。当協会創立者の新田俊三教授は亡くなられましたが、(5)御子息の新田 晃さんから“協会設立の頃”について短い挨拶をしていただき、前半の記念行事を終わり、ここからは歓談と会食の時間となりました。またお茶席のサービスも始まり、来賓の方々からお手前のお茶を楽しんでいただきました。 司会は中西麻衣子さんに交代して、(6)ハーモニカ独奏:長谷川哲夫さんによる曲目ドビッシーの「月の光」ピアノ伴奏:篠塚裕子さん(7)トリオ・ペンタグランマの演奏:前澤悦子さん(violin),石井和子さん(viola)、篠塚裕子さん(piano)によるクラッシック音楽を楽しみました。 20周年を記念して20本のローソクを燈した大きなケーキが正面のテーブルに運はれ、 協会誕生を祝ってシャンソン・グループによりハッピイ・バースデイが歌われました。 恒例となっているシャンソン・グループのコーラスにはAFJ副会長のクリス・ピュイッサンさんも加わってポプラ―のレパートリーを歌っていただきました。 レストランのお食事も量・質ともに出席の皆さま満足のいくものであり、ロゼのシャンパンさらに中西麻衣子さん寄贈のモエ・シャンドンのシャンパンマグナム瓶も開け、鏡開きの樽香のきいた日本酒もそろって飲み物も満足のいくものであったと思います。 午後の8時を回ったころ最後にシャンソン“オ・シャンゼリゼ”を‟オ・かまくら“に替へて全員で歌い、記念撮影をしてお開きとなりました。 当日に合わせて出版された会報アルカンシエルを出席者に配布し、また創立20周年記念バッジの販売、9月に開催した「フランス語スピーチコンテスト」の冊子配布も行いました。 鎌倉日仏協会創立20周年記念事業としてフランス語スピーチコンテストが9月20日鎌倉生涯学習センター 2階ホールで開催されました。
スピーチコンテストの詳細は、下記の通りです。 主催:一般社団法人 鎌倉日仏協会 日時:平成27年9月20日(日)午後2時~5時 会場:鎌倉生涯学習センター2階ホール テーマ:「鎌倉と私」歴史的遺産と共生するまちづくり 出場者:スピーチ原稿の書類審査を突破したA部門(21歳以上)5名、 B部門(20歳以下)5名 選考委員:シャネル株式会社代表取締役社長 リシャール・コラス氏 (公財)日仏会館フランス事務所所長 クリストフ・マルケ氏 前産経新聞パリ特派員 清水邦男氏 来賓:鎌倉市歴史まちづくり課 服部計利氏 鎌倉三日会会長 新村正純氏 古都鎌倉を愛する会会長 中村公司氏 賞:一般社団法人 鎌倉日仏協会賞 賞状:A 部門5名、B部門5名全員へ 副賞:賞金一位5万円、二位3万円、三位1万円 (A部門、B部門共) 鎌倉三日会賞 図書券:A部門、B部門共5名全員へ 古都鎌倉を愛する会賞 金メダル:1位 (A部門、B部門共) 銀メダル:2位 同上 銅メダル:3位 同上 入賞者: A部門 1位 蒲 俊介 「鎌倉と私」Kamakura et Moi 2位 野中純子 「鎌倉と私」-禅の文学と鎌倉 “Kamakura et Moi”La litterature de Zen et Kamakura 3位 松下哲夫 「古都・鎌倉―歴史、文化、自然あふれる都市 日本遺産への登録、大倉幕府の再現を」 L'ancienne capitale Kamakura,ville riche de son histoire, de sa culture et de sa nature : L’inscription au Patrimoine japonais et la restauration de <Okura Bakufu> B部門 1位 清田彩愛 「鎌倉に咲く永遠の花」 Les fleurs eternelles qui fleurissent a Kamakura 2位 岡田長政 「刀と鎌倉」 Les sabres japonais et Kamakura 3位 内田友希 「鎌倉:渋滞と景色」 Kamakura :embouteillages et paysages 審査員講評: 審査員を代表してクリストフ・マルケ氏が行いました。 “鎌倉を愛するが故の鎌倉に対する様々な視点からのスピーチ内容でした。 A部門はスピーチ原稿も内容のあるもので、実際のスピーチ時間も7分を上回ってしまう方が多く、しかも長い原稿の為、原稿を見ながらのスピーチが多くなり、弁論の訴求力に欠ける方が多かったのが残念です 一方、20才以下のB部門は取り上げるスピーチのテーマに新鮮なものが多く、原稿を見ることもなく、聴衆に解りやすいものでした。 しかし、入賞者はいずれも大学生で、小学生の入賞はありませんでした。 これは20才以下の年齢区分そのものに問題があったかも知れません“ 記念レセプション: 表彰式後、スピーチコンテスト出場者、審査員、来賓、出場者の友人、主催者の鎌倉日仏協会会員達で鎌倉駅東口のレストラン「鯉の助」で「記念レセプション」を行いました。出場者一人一人のインタビューのほか、参加者の紹介もあり、和やかな雰囲気のうちに午後7時にお開きとなりました。 日時:2015年7月26日(日曜日)14時~17時
会場:ダイヤモンドソサエティー“ライラック” プログラム: 司会:山﨑宗城(鎌倉日仏協会副会長) 受付:篠塚裕子、桑田純代、中西道子(理事3名) 第一部 講演①:“つむじ先生”と“バーチャル老人党”のなだいなださん 講師:加藤 珠子さん「婦人之友」編集者、バーチャル老人党 運営スタッフ ②:“慶大医学部時代の思い出・なだいなだ君” 講師:福島 穣さん 藤田保健衛生大学名誉教授〔名古屋〕 フルートとギターのDuo コンサート フルート:西川 和子(スペイン歴史作家) ギター :西川 一 第二部 懇親会:なだいなださん夫人のルネ・堀内・ラガッシュさんと 3人の娘さん(次女:美都、三女:千夏、四女:美樹) の挨拶(パリ、エクサン・プロバンス、グルノーブルより来日) 懇親会 催しは、とても暖かい雰囲気で、講師のスピーカーによるなだいなださんと 一緒に仕事をした中での、数々の愉快な思いでや、慶応医学部時代の当時の 学生生活の様子や、当時の慶応の先生の事等、愉快な話の中にもなださんの 人柄をほうふつとさせる話題でした。ご家族にとっても、なだいなだ (本名 堀内 秀)さんの学生時代の話や、仕事の旅行先でのハップニング等 、知らないことも多かったのではないでしょうか。 なださんの「自分の頭で考えること」「常識とは何か」「バーチャル老人党」 「憲法9条の会」のことなどの基盤としてのなださんの人柄を識る良い機会 となりました。 尚:出席者は鎌倉日仏協会会員と家族/友人31名、講師:2名、演奏者:2名、 なださんご家族:4名 合計:39名でした。 会場の入り口で、鎌倉日仏協会20周年記念のバッジも販売しました。 |